お知らせ
ごあいさつ
麗春の候、皆様におかれましてはますますご健勝のことと存じます。
先日開催された全日本空手道選手権大会につきましては、先の見えないコロナ禍、不安な国際情勢の中ではありましたが、皆様の多大なるご理解とご支援をいただき、素晴らしい内容の大会となりました。極真館を代表してあらためて御礼を申し上げます。
さて、私はこの度の全日本空手道選手権大会の場において、これまで20年の長きにわたり極真館を牽引されてきた盧山初雄師範より二代目館長として任命されました。大会翌日には、国際本部長に任命された湖山彰夫師範とともに三峯神社の神前で任命状をいただき、大山倍達総裁の顕彰碑に報告いたしました。盧山師範におかれましては、館長から会長に昇格され、これまで以上に私たちをご指導していただくことになります。
私と盧山会長との師弟関係は、45年の長きにわたります。福島の生意気な高校生だった私を徹底的に鍛え直していただき、空手の技術はもちろん、武道家として、社会人としてあるべき姿を教えてくださいました。私は、この師弟関係に心より感謝するとともに、盧山会長の提唱する真の極真空手、そして武道空手の追求と普及発展に心血を注ぎたいと決意を固めております。
今年は、極真空手を創始した大山倍達総裁生誕100年の記念の年です。大山倍達総裁の目指す第一の姿は「強さ」であります。しかし、それは「孝を原点とし、他を益す」ものであり、世界の平和に結びつくものでなくてはなりません。私たち極真館は、武道空手を学ぶ者すべて、人種、信条、性別、民族、政治、宗教の垣根を越えて、一つの大きな家族となることを目標に活動して参ります。
どうぞ、これからも変わらない皆様のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げ、館長就任のご挨拶とさせていただきます。
2022年4月吉日
極真空手道連盟極真館 館長 岡崎寛人